初心者Webライターの収入と、収入アップのコツ・気を付けるべきこと

Webライター

「初心者Webライターの収入って、どのくらい?」

「初心者が収入を上げる方法を知りたい」

Webライターになりたい、または初心者Webライターの中には、こんな疑問を持っている方も多いでしょう。

初心者の場合、高い収入を得ることはかなり難しいです。理由として、Webライティングのスキルが不足していたり、実績がないために案件を獲得できなかったりするためです。

この記事では、初心者Webライターの収入、そしてその収入アップのコツとやるべきことを解説します。

まずは、Webライター初心者の収入目安を、お伝えしていきます。

Webライターの報酬形態は3種類

アルバイト・パートでは時給という考え方で報酬を考えることが多いですね。

しかし、Webライターの仕事には時給制でないものもあります。

自分が臨む働き方にもよって報酬も変化するので、まずはWebライターの報酬形態をお伝えしていきます。

1.時給で稼ぐ

安定した収入を得たい人におすすめなのが、時給制の働き方です。

書いた文字数や記事の品質に関わらず、働いた時間で報酬が決まります

書く記事の難易度や自分の体調などに関係なく、一定の報酬を受け取ることができるので収入が安定します。

ただし、Webライターの「書けば書いただけ稼げる」という魅力は全くありません

アルバイトやパートとして働く場合に多い報酬の決まり方なので、時給制で働きたい方は求人サイトを見にいくと、たくさん載っています。

2.文字単価で稼ぐ

Webライターの報酬形態で最も一般的なものが文字単価制です。

「1文字あたり◯円」とする考え方で、1文字1円のものを3000文字書けば報酬は3000円ですし、1文字2円のものを2000文字書けば報酬は、4000円になります。

文字単価制の良いところは、スキルや実績、稼働時間など自分次第で収入を変えられることです。

高品質の記事を書いて文字単価を上げたり、労働時間を増やしたりすればその分収入も増えていきます。

フリーランスとして働いていく人は文字単価制で働いていくのが基本です。

3.記事単位で稼ぐ

3つ目が、労働時間や文字数に関係ない「1記事◯円」とする形態です。

記事単価制の良いところは文字数に報酬が左右されないところです。

文字単価制で多くの報酬を得たい場合には、大量の文字数で書く必要がありますが、記事単価制ならその必要はありません。

読者を満足させられる高品質の記事なら文字数が少なくてもよいのです。

さらに、記事単価制は報酬計算が簡単。

「1記事5万円で仕事を受けるとしたら、6本で月収30万円か」と自分の月収を予測しやすいのも記事単価制のよいところになります。

初心者Webライターの収入

では、実際に初心者Webライターがどれくらいの収入を得られるのか、目安を大まかにみていきましょう。

わかりやすいように、以下の3パターンに分けてみます。

1.本業Webライターの場合

2.副業・学生Webライターの場合

3.主婦(夫)Webライターの場合

ご紹介するのはあくまで目安であり、Webライターのスキルや働き方によって状況は異なります。

なお3つのパターンとも、以下の条件でシミュレーションしています。

■報酬:1記事あたり1,000円(2,000文字×文字単価0.5円)

■スキル:Webライティング未経験&ふつうの文章能力

1.本業Webライターの場合

本業でWebライターをする場合、初心者であれば「6~10万円前後」と思われます。

まず本業の場合、「最低でも平日8時間(週40時間)×20日稼働できる」と推測します。

初心者だと慣れていないので、1日にこなせる記事数は3~5記事くらいが妥当でしょう。

この場合1日の稼ぎは、

・1記事1,000円 × 3~5記事 = 3,000~5,000円

です。

さらに、月に20日稼働するとして、

・3,000~5,000円 × 20日 = 6~10万円

と、月収はおおよそ6~10万円になります。

本業でこの収入だけだと厳しいと思われるでしょうが、これはあくまで「初心者」であることを想定して、低く見積もった目安です。

後述する収入アップのコツや気を付けるべきことを実践していけば、そのうち普通の会社員程度は稼げるようになります。

2.副業・学生Webライターの場合

副業でWebライターをする場合、初心者であれば「2.5~5万円前後」でしょう。

副業の場合として、「平日2時間と土日各5時間(週20時間)が稼働時間」とします。

前述と同じ仕事を請け負うと仮定した場合、1週間にこなせる記事数は6~12記事ほどです。

1記事1,000円の報酬なので、1週間の稼ぎは

・1記事1,000円 × 6~12記事 = 6,000~1万2,000円

の計算です。

さらに、1ヵ月で計算すると、

・6,000~1万2,000円 × 4週間 = 2.5~5万円

となります。

副業だと稼働時間がどうしても限られるため、当然本業よりも収入は下がってしまいますね……。

3.主婦(夫)Webライターの場合

主婦(夫)Webライターの場合、初心者であれば「4~8万円前後」でしょう。

主婦(夫)Webライターは、平日6時間(週30時間)ほど稼働できると推定します。

同様に、1日2~4記事ほどこなせたとして、1週間に10~20記事くらいが妥当な量です。

1記事1,000円だとすると、1週間の稼ぎは、

・1記事1,000円 × 10~20記事 = 1万~2万円

となります。

さらに1ヵ月だと、

・1万~2万円 × 4週間 = 4~8万円

となります。

ほかの2パターン同様、稼働時間や報酬単価によって収入は上下します。

Webライターで年収1000万円稼ぐのは十分可能

初心者Webライターの収入として働き方のパターンを分けて紹介しましたが、では「実際本格的にWebライターとして働いた場合はどうなるの?」といった疑問が浮かんでくると思います。

結論、Webライターとして年収1000万円いくのは可能です。

現にSNSには年収1000万円稼いでいるWebライターがたくさんいます。

もちろん、Webライターで年収1000万円稼ぐのは容易ではありません。

どうやって1000万円稼ぐかきちんと計画を立て、稼働時間や勉強時間を増やす必要があります。

しかし、前述した通りすでにWebライターで年収1000万円稼いでいる人はおり、やるべきことはある程度決まっているので、覚悟さえあれば不可能ではありません。

今から、収入をアップするコツと気を付けるべきことを解説するので、それらをぜひ実践してみてください。

収入アップのコツ

では、まずは具体的な収入アップのコツを、5つ解説します。

5つのコツは以下です。

1.タイピングスキルを磨いて書く時間を短縮する

2.実績を積んで文字単価を上げる

3.自分が詳しいジャンルの案件を獲得する

4.SEOライティングを学ぶ

5.法人案件の実績をいち早くゲットする

1.タイピングスキルを磨いて書く時間を短縮する

まずはタイピングスキルを磨いて書く時間を短縮しましょう。

書く時間を短縮できればその分だけ、収入がアップします。

たとえば、文字単価1円の2,000文字の記事を2時間で書いたとすると時給1,000円ですが、これがもし1時間で書けると、時給2,000円になりますよね。

一定のレベルまでは、文字単価を上げるよりも執筆スピードを上げるほうが簡単なので、積極的に執筆スピードを上げるよう練習をしていきましょう。

執筆スピード向上に必須のタイピングスキルを上げる方法には、下記のサイトがおすすめです。

e-typing:https://www.e-typing.ne.jp/

登録もせず無料で使え、さらに下記のようなスコア表もあります。

最低限、オフィスワークで困ることがない209点以上を目指しましょう。

引用:https://www.e-typing.ne.jp/

2.実績を積んで文字単価を上げる

2つ目のコツは、文字単価を上げることです。

文字単価を上げるには大きく分けて2つの方法があります。

まずは、「高単価の案件に応募すること」です。

高単価の案件は実績を求められるものも多いですが、ある程度実績ができたら積極的に応募してみましょう。

もうひとつの方法は、「継続案件で単価アップの交渉をすること」です。

記事を納品したときに次の記事も継続して依頼されることがあります。

それは、あなたの記事がクライアントから評価されたということなので、そんなときには文字単価を上げる交渉をしてみましょう。

最初は「交渉なんて図々しい」と思うかもしれませんが、こちらもお仕事なので積極的にしてみましょう。

3.専門のジャンルを作り、その案件を獲得する

案件の単価を上げるためには、専門のジャンルを作り、その案件を獲得することもおすすめです。

「専門のジャンルなんて分からないよ……。」と思ってしまうかもしれませんが、自分が「好きなこと」「得意なこと」を専門のジャンルにしてみましょう。

そうすると、そのジャンルの知識をもともとたくさん持ってますし、好きなことであれば書くストレスも非常に少ないです。

それに、発注者としても「なんでも書けます!」という人より、「このジャンルなら私に任せてください!」という専門家の方が信頼できます。

なので、専門ジャンルを絞った方が、単価は上がりやすいのです。

4.SEOライティングスキル

4つ目のスキルは、Webライターに一番大事な「SEOライティングスキル」です。

SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、Googleの検索結果で記事を上位表記させる施策を「SEO対策」といいます。

このSEO対策がされた記事は、サイトへのアクセスを獲得しやすく、商品の販売にもつながりやすくなります。

そして、企業がWebメディアを作成するにあたって、ほとんどのものでSEO対策をしています。

自社で作成した記事をGoogleの検索結果に上位表示させることができれば、より多くの人の目につきやすくなります。

すると、自分が書いた記事がたくさんの人に読まれて、お客さんは自社サービスや商品をみてもらいやすくなる=売り上げに繋がるというわけです。

高単価Webライターは、もれなくSEOライティングを学んでいます。

5.法人案件の実績をいち早く獲得する

5つ目は、法人案件の実績を獲得することです。

法人とお仕事をした実績があれば、商品が売れるような記事を作成したことがあると認識され、仕事を獲得しやすくなりますし、どんどん収入も積み上がっていきます。

実績があるかないかで、仕事の取りやすさと収入はほとんど決まってきます!

そのためいち早く法人とのお仕事の実績があればよいのですが、ライティング経験が浅いうちは、大きな案件を取ることは難しいでしょう。

そのため、格安案件(文字単価0.5円~)でもいいので、とにかく仕事を獲得しましょう。

小さな仕事であっても、実績は実績です。実績を積み重ねていって、信頼されるWebライターになりましょう。

収入アップのために気を付けるべきこと

初心者Webライターが少しでも早く目標収入を達成するには、前述のコツを実践することが必要です。

一方で、お仕事をする上で以下のようなことも意識した行動も必要です。

それでは、具体的にどのような内容かを解説していきます。

1.良質な記事を書くこと

最初に「記事の質を高める方法」を3つ解説します。

1-1:「ユーザーが何を知りたいか」を念入りに考える

記事の質を高める方法の一つは「ユーザーが知りたいことをしっかり考えること」です。

ユーザーが求めている情報がないと、どれほど記事内に役立つ情報が書かれていようが、そもそも読まれません。

ユーザーのリアクションはシビアで、導入文や目次の内容を少し見て、「ここには欲しい情報はなさそうだ」と判断します。

場合によってはタイトルだけ見て、クリックされないこともしばしばです。

そのため、対策キーワードのサジェストキーワードや共起語などを調べたり、上位サイトの構成を参考にしたりして、「ユーザーが何を知りたいのか?」をしっかり見極めるようにしましょう。

1-2:簡潔な説明を心がける

簡潔な説明を心がけることも1つのポイントです。

ユーザーは、何かの疑問に対する答えや、気になっていることの詳細を知りたくて記事にアクセスしますが、「今からみっちり記事を読み込むぞ」といったスタンスで来るとは限りません。

どちらかといえば、「早く明確に答えを教えて」というスタンスが多いでしょう。

そのためWebライターは、わかりやすい情報提供を心がけなければなりません。

具体的には、以下の点を意識しましょう。

・結論を最初に持ってくる

・一文一義

・シンプルな言い回し

・専門用語しない、分かりやすい解説

1-3:Googleが重視するポイントを学ぶ

検索エンジン、特にシェアの約80%を占めている「Googleが重視する記事品質を学ぶこと」も大切です。

Webライターは、記事コンテンツを読むユーザーだけでなく、コンテンツを載せる検索エンジンのことも考えなくてはなりません。

Googleはユーザーにとってベストな検索結果を表示するために、一連のアルゴリズムを使います。

※「アルゴリズム」は、検索結果を決めるための判断基準のこと。

アルゴリズムを意識した方法で記事を書くと、高く評価され、上位表示がされやすいです。

そのため、上述した通りSEOについて学び、検索エンジンの「目にかなう」記事を作成する必要があります。

2.執筆スピードを速める

続いて、「執筆スピードを速める方法」をご紹介します。

以下の4つの点を実践してください。

2-1:効率的にリサーチする

リサーチは、実際に書く内容のネタ集めをする作業です。

記事の土台ともいえる作業であるため、作業全体のうち多くの時間をあてる必要があります。(当方も、記事を完成させるまでの半分以上の時間をリサーチに充てています。)

なので、リサーチに時間がかかり過ぎると、全体の執筆スピードが落ちてしまいます。

そのため、効率的に情報集めができるよう、ある程度プロセスの流れを作っておきましょう。

例えば、当方は「ラッコキーワード」などの見出し抽出ツールを使って検索上位10サイトから参考情報を得たり、そのテーマにおける有名サイトを中心に調べたりするなど、リサーチ先をある程度絞っています。

2-2:執筆前に構成を作成する

リサーチして情報を集めた後は、記事の見出し構成を考えます。

上記で調べた内容を基に、タイトルからそれぞれの見出しまで、まずは作成してみます。

ここでポイントなのが、見出しだけでなく、本文の内容もある程度考えておくことです。

頭の中だけでもいいので、順番を意識しながら書く予定の情報を考えながら作成すると、本文をいざ書き始めたときスムーズに進められます。

2-3:ツールやソフトを使いこなす

上記のリサーチや執筆に役立つツールやソフトはたくさんあります。

それらを使って作業すると、同じ作業をするのにも時短が可能です。

すぐに実践できることとして、以下を試してください。

・見出し抽出ツール(「ラッコキーワード」など)

上位サイトの見出し構成を一瞬で抽出できます。

参考「ラッコキーワード 見出し抽出ツール」:https://related-keywords.com/headline

・サジェストキーワードの検索ツール(「Googleキーワードプランナー」など)

対策キーワードと関係の深い関連語をデータにして出してくれるため、そのデータを基にキーワードを決めることができます。

・ショートカットキー

コピー&ペースト、文字検索・新規タブの作成・検索窓への移動・検索結果ページでのカーソルキー移動など、さまざまな便利なショートカットがあります。

・デュアルモニター

2つのモニターを使い、一つは入力用、もう一つはリサーチ用と使い分けると、画面の切り替えが不要で楽です。

当方は、モニターを1つ買ってきてそれをリサーチ用、PC自体のモニターを入力用として使っています。

2-4:記事の「型」を身につける

最初のうちは、どういう流れで書くべきか迷ってしまい、なかなか書き出せないことがあると思います。

そこで役立つのが、文章の型を身につけることです。

「最初に結論、次に結論の理由…」など、あらかじめ決められた型で書くと、方向性が定まって速く執筆できます。

「PREP法」など、代表的な型を習得してみましょう。

3.稼働時間を捻出する

最後は、「稼働時間を捻出すること」です。

そのために、3つの方法を取り上げます。

以下の方法はいずれも即実践可能なので、今からでもやってみてください。

3-1:「スキマ時間」や「ながら時間」を使う

本業でWebライティングをする場合は、それほど稼働時間の確保に困らないでしょうが、副業Webライターや学生Webライター・主婦(夫)Webライターの場合、本業や学業・家事に時間を取られるため、工夫が必要です。

おすすめなのは、「スキマ時間」や「ながら時間」を活用することです。

例えば、当方は、

・お休みの日に情報収集 → 記事の構成案まで作っておく

・通勤・通学時間に記事に肉付け・編集、アイキャッチ画像作成

といった流れでしています。

主婦(夫)Webライターであれば、単調な家事をしているときに、記事テーマに関する動画を視聴しながら情報を集めるといったこともできると思います。

3-2:ほかの作業の効率化も図る

Webライティング以外の作業をスムーズに終わらせられると、Webライティングの時間もより多く確保できます。

本業があるなら、残業をせずに通常時間内に終わらせる方法がないか考えたり、時短家電を使うなどしてみてください。

3-3:優先順位と時間割を決める

「やるべきことがたくさんあって忙しい」場合は、優先順位を決め、優先度が高い順に時間を割り当ててください。

※Webライティングは優先順位TOP3に入れてみましょう。

やるべきことを箇条書きにしてみると、「後でもできること」や「やらなくてもよいこと」が多いことに気付くかもしれません。

箇条書きにしたら、

・その日必ずやるべきこと

・その週にやるべきこと

・その月にやるべきこと

といったように順位を決めると、意外と多くの時間があることに気づくはずです。

まとめ

初心者Webライターは、思ったように収入を得られないのが現実です。

とは言っても、上述したコツを実践し、かつ「気を付けるべきこと」を意識して行動すれば、収入アップは必ずできます。

頑張った分だけ収入に反映されやすいのが、Webライターのメリットですので、この記事を参考にしてぜひ行動してみてください。

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